寒い朝はうちに終わり?でしょうか?!
今朝は寒さを感じませんでした。
一年で最も過ごしやすい時期は本当に短いですから、
満喫したいですね!
ZEH(ゼロエネルギー住宅)の最終回です。
ZEH(ゼッチ)というと、私の連載もそうですが、
PV(太陽光発電)のイメージが強いかと思います。
電気は、毎日の暮らしにとって最も欠かせないエネルギーのため
それをどうやって賄うか、は大事な問題です。
オール電化であれば、
全てが電気になりますので、手段によってはインパクトが大きいですからね。
ゼロエネにするには、使うエネルギーをプラスマイナスゼロにしたいわけですから
再度、使用されるエネルギーを確認してみます。
↓
暖房、
給湯、
動力、
がトップスリーです。
この三つは、1965年から変わってないわけですから
ほぼ不変ってことですね。
動力はちょっとおいといて、
暖房、給湯、の二つは、”熱エネルギー”であることに注目です。
そこでやはり気になるのが、
「太陽熱」
です。
(ほとんどのPVは、「太陽の”光”」利用です)
「太陽の熱」は、暖房と給湯に大いに利用できます。
先ず、暖房利用ですが、
これは、パッシブデザインになります。
建築時に太陽の軌道と方位を確認して、建物の配置、窓を考慮することで
暖房の一助として利用できます。
「冬には取り入れて、夏には遮る」
のが、パッシブデザインの太陽熱利用の基本です。
太陽の軌道と高度は、夏と冬では違いますから
そこを利用するわけです。

画像はお借りしました。m(__)m
夏と冬とで太陽の通り道ってこんなに違うんですね。
太陽のもう一つの恩恵である”明るさをもたらす光”においても、
真昼の南になると、太陽高度が最も高くなりますから
かなり上から”光”が差し込むのも分かります。
熱によってお湯を作り給湯エネルギーを賄うことも出来ますから
これも利用出来れば取り入れたいですねー。
お湯って、寒い時はもちろん、
真夏の汗だくだくのシャワーしかり、年中欠かせませんからね!
こちらは省エネ効果が絶大なことで有名な”太陽熱温水器”です。↑
「
長府製作所」さんのHPから画像をお借りしました。m(__)m
さすがは、長年太陽熱利用を推進しているメーカーですね、
ガス給湯、エコキュート、どちらも太陽熱利用が出来るようになっています。
自然エネルギーというと、太陽光発電や風力発電といった
電気関係が注目されがちですが、
エネルギーそのものだけでなく、
自分の家で、
何がどう使われていて、それをどう賄って、どう減らすのか、
を考えてエネルギー対策を講じるのが妥当かと思います。
電気と合わせて、お湯をどう賄うか、暖房の手段は?
などなど、
建築も含め
省エネ、と、快適(ここを損なっての省エネは意味がないでしょ)を
トータルで考えること、
によって、
最も効果的な「ZEH」
になります。