情報を見ると、
広島(中国地方)は、6月8日頃の予測になっていますので
来週末には、梅雨入りかな?
今日もどんよりとした曇り空で、終日湿度が高そうです。
こうなってくると?やはり、「全熱交換型」の換気システムが
西日本では適切かな?と思います。
さて、高齢者と住まいの続きです。
今日も母はいつものデイサービスに迎えに来て頂き出かけました。
(出かけるまでが結構大変。(^^;))
帰ってきたら、母から施設であった一日の出来事を聞くわけですが、
こんな話がありました。
「エアコンの風が直接当たって嫌だった。」
どうやら、施設の方で改修をされたらしく、
恐縮ながら実際に拝見していないので、
高齢者の話からの推定ですが、
施設で使われていたエアコンとは、
「天井埋め込み型」(画像)
であろうと思われ、
たまたま、母が座ったところに風が直撃していたようです。
(フィンの向きがそうだったのでしょう)
ルームエアコンも同様ですが、
「気流感」
を苦手とされる方は多いですね。
であるにも関わらず、
最近はセンサー技術が発達し、
人のいる場所をめがけて風が吹きつける、仕様になっていたりします。
気流感(風)が嬉しいのは、夏の冷房時の最初だけ、
で、
暖房時には、風はない方がいいです。
で、母が愚痴ってたわけは、
高齢者は自由に動けない
からです。
元気であれば、
風をよけるため移動が可能ですが、
足が不自由など、
自分の意志で移動が出来ない場合、
または
不快な状態をうまく伝えられない場合、
不快な状態に甘んじなければならない、
ことになってしまう、
わけです。
また、事情がちょっとややこしいのでは?と思うのが、
施設には、スタッフの方がいらっしゃって、
高齢者と体感が違います。
多分(というより間違いなく)
施設内の温度は「利用者」に合わせて設定されていると思われ、
スタッフの皆さんは、常に忙しく活動量が多いため
冬でも半袖だったりします。
双方に丁度いい温度設定は難しいかと思いますが、
冷暖房において気流感が少ないのは、
利用者さん、スタッフの方、双方に喜んで頂けそうですね。
これは、家でも同様です。
それには
熱を入れない逃がさない、ことを必ず十分に行い
(高断熱高気密)
第一種換気による計画換気、
特に冬、気流を感じにくい冷暖房の計画をしておくこと、
全てが必要です。
「快適な状態を作ること」
が目的であって
そのために、何が必要でどうやれば実現できるのか?
で考えます。
高断熱高気密ありき、ではないのです。
利用者(=お客様に相当)のちょっとした愚痴の中に、
快適な状態を実現させるヒントがありそうです。