高齢者と住まい。その5

何だか梅雨っぽい・・・

八本松では、雨は上がりましたが、
曇り空の下しっとりとした空気です。

窓から、愛犬のお散歩の方(傘無し・ワンちゃんレインコート無し)が見えました。



さて、高齢者と住まいの続きです。

えー、そもそもなんですが、
(5回目で?!)


皆さんは、




人生の最後まで
自宅で過ごしたいとお考えですか?


私はそう考えています。


そのための絶好の?サンプルケースともいえる、
両親が年老いて行く様をつぶさに目の当たりにできたことは
ラッキーだったかもしれません。




自宅で人生を全うするには、
どうすればいいのか?

① 健康であること

② 日々の暮らしがつつがなく送れること

③ お金の心配が少ないこと

④ 良好な人間関係を築いておくこと



ざっと、この4点ではないかと思います。



「家」(建築)に関することと言えば、
①、②、は私がしつこく書いてきたことでご理解を頂けるかと思います。
(これからも、しつこく書きますけど。笑)


③ も、健康を維持するに必要な快適性の維持のための”ランニングコスト”(エネルギーコスト)
と関係がありますね。

超高性能化やZEHをおススメするゆえんです。


で、④ですが、
これは、家族、友人知人、だけではありません。

「ご近所様」
も、含まれる、どころか重要な部分だと思っています。


「家(自己所有の住宅及び敷地内の建造物)」


の建築をお考えの際、
自分ちのことで頭がいっぱい、精一杯になりがちですが、
それも仕方ないですね、


災害が多い日本では耐震性は重要事項だし、
寒くない家というものがあるらしいし
省エネだって気になる。
使い勝手はどうか?
どんな間取りがいいのか?
”実現したいこと”は出来そうか?叶えてもらえる?
それはいくらで実現できるのか?
これまで無関係だった住宅ローンのことも勉強しなきゃ、
あっ!税金も、権利・相続だってある・・・


うわ~~~~・・・(;^ω^)


ですよね。
(実際にはまだまだありますが。)
これって、全部自分ちのことばかりなんですよ。


自宅建築ですから、ま、当たり前ですが。


とてもじゃないですけど、
よそ様のことまで気を回す余裕は持てそうにありません。


しかし、家は山の中の一軒家でない限り、
必ず、近隣が存在します。


しかも、




お隣様は自分で選べない。

ですね。
これは、お互い様ですが。

ご近所様は、どんな家が出来るのか
興味津々でもあり、心配・不安でもあります。

これも、お互い様です。



私は、随分な年になるまで、近所づきあいは両親に任せ
あいさつ程度だったのですが、


うちの父、母が緊急時にお世話になったのは、
お隣様はじめ自治会、近隣の皆様でした。



本当に感謝してもしきれません。



家族がどのくらい近くにいるかですが、
すぐに来てくれる距離でない場合(車で10分でもすぐじゃない)
緊急時に力になって下さるのは、
ご近所様である場合も多いのです。



人間関係は1日で築けるものではなく、
普段からの地道なお付き合いの積み重ねではないですよね。



お互いにどういう人が隣に来て、
どういう暮らしをするのか分からない。


わけですから、

「常識的な範囲でお付き合いをして、人間関係を大切にする」

ことはとっても大事です。


家(建築)でご迷惑をおかけしない、ことも含まれます。


家を建築する際に、
事前にご迷惑として問題になるであろう部分は大体わかっています。



エアコンやヒートポンプのの室外機をお隣に向ける
(敷地の条件によって向け方にもよりますが、ヒートポンプは騒音問題もあり、
可能な限り”離す”のが望ましい)、

植栽が境界線を越えてお隣に伸びる、

落雪や雨のとびちり、

日照、

窓の対面、

などが、建築で事前にアロ程度予測して回避できる問題ではないかと思います。

この他、ゴミの問題もあります。
見た目もですが、ゴミは匂いも発生しますからね。


基本は簡単で、





「自分が嫌なことは人にもやらない」


です。


これって、ある程度場数を踏んだ設計者であれば、
プランを検討中に、大体わかるんですよ。


お施主様は、ご自分のことで精いっぱいなわけですから、
そこはプロが先回りして配慮した計画をすることで回避するようにします。


入居後に、近隣様から苦情を申し立てられるって、
本当に「住まい手様」にとっても、設計者、施工者にとっても
とても嫌なものです。


でも、本当は、迷惑を掛けられた方が一番嫌な思いをしているわけです。


もともと自分で選んだ友人と違うお隣、近隣様と
悪気は全くなかったとしても、
一度関係がこじれてしまうと、
修復には、相当の時間を要する可能性もあります。


人生の最後まで自宅で過ごしたいのなら、
お隣様、近隣様と良好な関係が築ける設え、
暮らしも大切にしたいものです。


ご迷惑をおかけしないようにする計画も、
設計の重要な仕事でもあるのです。


「いい家が出来ましたね」


の、近隣様のお言葉には、
”うちに迷惑は掛かってないですね”
も、含まれていると思っていいでしょう。


e0390497_12001593.jpg


シンボルツリーはお庭の真ん中に、の例です。↑(廿日市市)

これだと、落ち葉はお隣に落ちませんよね。



続きます。




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by enne009 | 2018-05-31 12:02 | 高齢者施設への想い | Comments(0)

お気楽ライフを楽しむ家。


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