まだ9月の半ば前というのに、肌寒くてびっくりですね。
今日は、久しぶりに日差しが戻ってきましたが、
気温はやや低めで、長袖の方を見かけます。
毎年9月は「夏」と認識していたので、
こういう年もあるのか・・・ですね。
本当に自然は分かりません。
さて、守ってあげたいの最終回です。
ウッドステーションさんが始めた大型パネルの事業ですが、
直接お客様と接する自分(私)にとって、
大きな視野に立った展望も大切ですが、
もっとリアルなことが解決できるのでは?と
思っています。
何回か書いたので、繰り返しになりますが、
「ご近所様」
にとって、工事現場はウザいだけ。(笑)
音も、見知らぬ人の出入りも、職人さんの傍若無人なふるまいも、
全部ウザい。
自分が工事をする立場になるかもしれないのに、
でも、気持ちとしてウザいことには変わりません。
それぞれ皆さん普通に暮らしている分には、
平凡で差しさわりのない人であっても、
工事に対する人の気持ちってそんなもんでしょう。
と、私は思って現場に臨みます。
近隣の方にとって
山ほどあるウザいことだらけの中で、
最大のことは何かというと、
「ゴミ」
ではないでしょうか?
安佐南区口田南の赤嶺住建さんの上棟後間もない現場。(6月ころ)↑
トイレの横にあるのがゴミです。
音、も甲乙つけがたい?ですが、
タバコのポイ捨てを含むゴミがナンバーワンと考えます。
大手ハウスメーカーさんや意識高い系の工務店さんが、
現場を異常なまでに整理整頓し、
ゴミを分別して、ゴミ箱にフタまでしているのは、
おもに近隣対策のためだと思います。
木くずやホコリの一片だって、
自分ちの敷地内に来るのはいい気分はしません。
広島の某市役所で聞いた、
「近隣同士の苦情ナンバーワンは落ち葉」
は、工事現場でいうと、ゴミではないでしょうか。
しかし、全くゴミを出さないのは非現実的ですから、
極力減らすことが最善の策ですね。
あと、現場で作業をする大工さんにとって、
一日の終わりにする仕事と言えば、
「掃除&片付け」
です。
翌日の作業のために必要なことですが、
これも、清掃作業時間が少なくなるのであればその分大工仕事としての
作業時間が増えます。
プレカット化され、上棟時(建て方)の際のゴミはそれでも
昔に比べると、かなり減りましたが、
パネル化して防水までできてくるわけですから、
現地でセッティングすることで、さらにゴミが減らせます。
ゴミが減れば、処分費も減らせます。
(そもそも捨てるのにお金が掛かること自体、
仕方ないとはいえ、嬉しくはない・・・。)
ゴミは、ほとんどの場合外においてあり、
保管状態によっては、
「これって、危ないのでは?」
というものもあります。
(木材など、可燃性のものを含む)
近隣から見ると、保管状態の悪いのも気になる点ですね。
こういうところで、
会社の”意識”(社会常識も含む)を判断される場合もありますし。
ホントに、ゴミは少ないに越したことがないのです。
戸建て住宅の工事期間は、準備を含めて約半年とちょっとあります。
そこでの現場の在り方が、
住まい手の入居後の暮らしを(一部)左右すると言ってもいいくらいです。
敷地は必ず隣家と接しているもの。
近隣様も守ってあげる気持ちは、即ちお客様(住まい手)を守ってあげることなのです。
現場の工事をどう運営するか、
現場監督さんに丸投げでなく、
設計者も計画時から考える必要がありますね。