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優しい家って何だろう?その4

今週末は(また)台風が接近しています。

お出掛けを予定されている方、
外のお仕事関係の方は、
どうぞ、ご注意下さいませ。


さて、優しい家の続きです。


私が考える”優しい”は、自立を手助けすること、
だと思うわけです。


至れり尽くせりが本当に有難いのかというと、
人にお任せでやってもらうと、
次に同じ事態が発生した時に出来ないんですよね。


これは、家でも同じだと考えていて、
長年「家」で暮らして行く上で切っても切り離せない

「メンテナンス」

が、その最たるものですね。

設備も、建材も、使って行くうちに必ず劣化します。


メンテナンスが必要になった時、ある程度自分で出来たらいいじゃないですか。
または、容易に行えたらいいですよね。


電気工事など要資格者が必要な場合を除いて、


出来るだけ住まい手が



自分で出来るように


してあげておく。


ことも、実は設計のうちです。


具体的には、
手の届かないところにモノを設置しない。
があります。


優しい家って何だろう?その4_e0390497_07562027.jpg

お子様が取り出しやすいよう、床近くに設置した収納の例。↑
ちょっとした椅子にもなるんですよ。


少し前のキッチン編でも書きましたが、
”吊戸棚”
をほとんど設定しないのは、そのためです。


優しい家って何だろう?その4_e0390497_07561897.jpg

上部収納を手が届く高さに限定して設置したケース。↑
動線が交差しないのも”無意識状態”には大切なポイント。


一番高いところには手が届かず、
取り出すのに椅子に乗らねばなりません。


不便なだけでなく、転倒の危険もあります。


危険防止用というと、


バリアフリー = 床の段差無し
階段や吹抜けの手すり



が、思いつきますが


それらだけでなく、
家の危険はこういう行動(椅子に乗っての作業)にも隠れているわけです。


照明器具の電球交換(今や、LED器具は使い捨て!が多いですけど)の際も同じです。


もう一つ、優しいって、”気が付かない”ってのが一番いいですね。


「えっ!?そう(そんな配慮がされていた)だったの?」


てな感じで
意識せずに動ける、使える、が最高ですね~。



全館冷暖房換気もそうですが、
そうでないところに行って改めて気付く・・・



ベストな状態って、無意識だってことです。



無意識 = 負担がない



こういう状態を作ってあげたいわけです。



ぼちぼちになっていますが、(;^ω^)続きます!






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by enne009 | 2018-10-05 07:58 | 快適への道 | Comments(0)

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