今週末は(また)台風が接近しています。
お出掛けを予定されている方、
外のお仕事関係の方は、
どうぞ、ご注意下さいませ。
さて、優しい家の続きです。
私が考える”優しい”は、自立を手助けすること、
だと思うわけです。
至れり尽くせりが本当に有難いのかというと、
人にお任せでやってもらうと、
次に同じ事態が発生した時に出来ないんですよね。
これは、家でも同じだと考えていて、
長年「家」で暮らして行く上で切っても切り離せない
「メンテナンス」
が、その最たるものですね。
設備も、建材も、使って行くうちに必ず劣化します。
メンテナンスが必要になった時、ある程度自分で出来たらいいじゃないですか。
または、容易に行えたらいいですよね。
電気工事など要資格者が必要な場合を除いて、
出来るだけ住まい手が
自分で出来るように
してあげておく。
ことも、実は設計のうちです。
具体的には、
手の届かないところにモノを設置しない。
があります。
お子様が取り出しやすいよう、床近くに設置した収納の例。↑
ちょっとした椅子にもなるんですよ。
少し前のキッチン編でも書きましたが、
”吊戸棚”
をほとんど設定しないのは、そのためです。
上部収納を手が届く高さに限定して設置したケース。↑
動線が交差しないのも”無意識状態”には大切なポイント。
一番高いところには手が届かず、
取り出すのに椅子に乗らねばなりません。
不便なだけでなく、転倒の危険もあります。
危険防止用というと、
バリアフリー = 床の段差無し
や
階段や吹抜けの手すり
が、思いつきますが
それらだけでなく、
家の危険はこういう行動(椅子に乗っての作業)にも隠れているわけです。
照明器具の電球交換(今や、LED器具は使い捨て!が多いですけど)の際も同じです。
もう一つ、優しいって、”気が付かない”ってのが一番いいですね。
「えっ!?そう(そんな配慮がされていた)だったの?」
てな感じで
意識せずに動ける、使える、が最高ですね~。
全館冷暖房換気もそうですが、
そうでないところに行って改めて気付く・・・
ベストな状態って、無意識だってことです。
無意識 = 負担がない
こういう状態を作ってあげたいわけです。
ぼちぼちになっていますが、(;^ω^)続きます!