今朝は冷え込みましたねー!(寒!)
長袖だけでは足りなくて、ベストを着こみました・・・。
季節の移り変わり時は、着衣もそうですが、
変化への対応がうっかり後手後手になりがちかもしれませんので、
体調を崩さないよう、気をつけましょうね。
さて、優しい家ってなんだろう???
のオマケ編です。
この画像は、ウッドステーションさんに無理をお願いしてお借りした資料です。
何かと言いますと、
「検査チェックシート」
です。
工場で製作される大型パネルの施工過程を、ポイント別に写真で記録されたものです。
納品時に発注先(メーカーや工務店さんなど)に渡されるそうです。
※お客様にもお渡しできるそうですよ。
建築で最も重要なのは、「品質」です。
大工さんの手作りであることや、
皆が協力して困難を乗り越えた感動のストーリーではなく、
確かな品質のものを、最終的にお渡しできるかどうか、
つまり”品質の確かさ”だと思います。
私がちゃんと目視で確認しました、大丈夫です!
信頼関係を前提とした上で成り立つ、
そういうやり方でもいいのかもしれませんが、
シビアに記録に残すことがより確かではないでしょうか。
木造建築(家づくり)における、構造躯体の占めるコスト割合は
かなりの部分です。
手直しが可能な室内部分や設備と違って、
躯体構造は後戻りが出来ません。
なので、確かな品質というのは「作るその時」にしか出来ないわけです。
不安定な足場の上で、
暑さ寒さが厳しい中で、
しゃがんだり背伸びしたり、
現場作業は、該当するその作業に適した環境であることの方が稀です。
しかし、提供するべきは確かな品質である以上、
どうすれば可能か、手段を講じねばなりません。
こちらは、今朝配信された「日本経済新聞」にて
(※注意:会員限定記事です)
”製造業はなくなる”
というなかなか挑発的なタイトルで、読みごたえがありました。
「人間のために、
何を作り上げるかを決めるのは人間だ。」
の一文がありますが、僭越ながら超同感です。
AIは、今後も拡大するでしょう。
が、あくまでも人がやらなくてもいい部分を担うわけで、
それ以上ではありません。
建築も、同様です。
工業化、AI、先進技術・・・と聞くと、
非人間的である、
人のぬくもりを大事にしたい・・・
とのアレルギー反応?が必ずありますが、
食器を洗うのが機械になったように、
車の運転がオートマになったように、
ガラケーがスマホにほとんど変わったように、
工業化は、あくまでもツールであり、
人が人にとってより良い方向へ向かうための手段の一つでしかありません。
それをどう理解し、使うのかは人が決めるのです。
昨日も書きましたが、
建築現場も最後は、「人の手」。
現場から人の手がなくなることは、今後もないでしょう。
しかし、
現に現場で関わる人を悩ませている問題とされること、
人で不足(何故人がいなくなったのか?)
品質確保、
過重労働、
ゴミ問題、
これらは解決していかねば、建築現場に先はありません。
解決に至る手段として工業化が適切であると判断すれば採用し、
”利用”すればいいのです。
手段の選択は”人”が決めることです。
大切なことは、
本当に何が問題で何を提供すべきなのかを認識すること、
ではないかと思うわけです。