今日、明日とお天気が下り坂の予報ですね。
感想が厳しくなりつつあるので、雨は苦手でも湿気はちょっと嬉しいかも。
私のフェイスブックでの繋がりは建築業界関係が多数です。
先日、ある関東の工務店さんが投稿されていた内容がちょっと目を引きました。
「建売を買って入居したのはいいけど、
寒くて、暑くて・・・どうにかなりませんか?」
という問い合わせが増えているとのこと。
夏の不満↑(画像はお借りしました)
入居前に住んでいた賃貸物件によっては、
三方向を他の住居に囲まれていたなど、
寒さ、暑さを”たまたま”感じにくい状況から、
四方向が外気にさらされる一戸建てに移れば、
状況が一変するのは当たり前なんですが、
なかなか温度についてそこまで想像できないでしょうし、
温熱環境に対する知識も入手されていない可能性も高いです。
が、建売ということは、実物件を見学できたはずですが
(売り建て(土地+建物で建築前に契約すること)の場合は別)
真夏、もしくは真冬でないと、室内がどれだけ外気温の影響を受けるのかが
実感できなかったのか?
人が住んでない状態では、こんなものかな?と思ったのか、
真偽のほどは不明ですが、
多分、後者の方(こんなものかな)ではないかと思います。
投稿された工務店さんも書かれていましたが、
暑い!寒い!
を、根本的に解消するとなると断熱・窓を取り換える話にまで行くので
解体も必要となり、
多分不足しているであろう”気密”を高めることも含めるとなると、
莫大なコストがかかります。
窓に外付けブラインドの設置をするなど
付け焼刃で解消する手もありますが、
それでも結構なコストがかかりますが
壁の断熱性能、気密が不足していると、十分な効果は期待できません。
躯体・窓の性能は家がある限り
ともにある
わけです。
断熱・気密・窓(玄関含む)
後悔されている方が購入された
ここにコストがかかっておらず、
ステキなキッチンや収納、立地条件にコストが配分されているとしたら
仕方ないですが・・・
きっと、価格に納得して購入されたはずですからね。
家がある限り建築そのものからの影響を受け続けます。
暑い寒いは、建築そのものから影響を受けます。
「暑い」もそうですが、
「寒い」はより耐え難く
年々強いストレスとなります。
冬のデータです。↑
省エネ=金銭的なことは大事です。
しかし、
ストレスの方がお金より不満として大きい
ことになります。
強いストレスに耐えがたくなり、
解消するために、またお金を掛けねばならなくなる・・・
のなら、最初からきちんと掛けるべきところに掛けることが賢明でしょう。
家だけでなく、なんでもそうですが、
後からとなると、最初からよりコストがかかるのは
当たり前ですね。
不便も同じです。
大事なお金は、
自分と家族をずっと守るために上手く使って頂きたい
と思います。
大金を掛けるわけですから
後々後悔する羽目になるのは残念過ぎます。
どうせなら、寒くない家にしましょう。
すると、自然と暑くない家になりますから。
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