今朝も寒いですねー!
昨日の朝も、寒いっ、と朝早くから出かけました。
昨日は、広島市安佐南区で
「MI7」
の上棟(建て方)がありました。
先ずは、お施主様、おめでとうございます!
とてもいい節目の一日になりましたね。
大工さん、
レッカーさん、
施工に携わって下さった皆様、
本当に有難うございました。
そして、広島市では初となる「大型パネル」での建て方にあたり、
有難うございました。
皆様のお陰様で無事に上棟を迎えることが出来ました。
心より感謝です。
現場にはたくさんの見学の方がお越しになり
大工さんたちはやりにくかったかな・・・。(;^ω^)
工場で耐力壁、窓、柱、梁、が施工された”大型パネル”が
専用のラックに積まれて現場に到着。
午前8時に建て方が始まりました。
決められた順番通りにパネルを施工(設置)していくので、
あっという間に、1階の外壁部分が組みあがります。
この度は、断熱材に高性能グラスウールを採用したため、
運搬中の脱落?の可能性を回避し、
断熱材、防水シートの事前施工はありませんでした。
ボードタイプの断熱材であれば、工場での事前施工が可能です。
設計者が自由に使用を決めて選択できることこそ、
ウッドステーションの大型パネルのおおきな魅力です。
自由に決められる
ことは、スケールメリットを活かしたフランチャイズでは不可能なんですよね。
フランチャイズならではのメリットもありますが、
自分なりの、お客様の事情によっての、仕様の選択があっての、
その土地の力を活かせる設計なんですよね。
予想通り、現場は早く進み、
午前中に1階部分が全て完了。
(窓、耐力壁も完了)
お施主様の心づくしのお弁当を頂き、
休憩後は2階部分からスタート。
(くどいですけど、窓(周りの防水も)、耐力壁は完了してます)
結果、午後3時には構造部分は全て組みあがりました。
同じく高性能グラスウール充填の屋根断熱のため、
屋根パネルの採用をしなかったため、
ここから先はいつも通りの手作業です。
今回、大型パネルの採用でつくづく実感したのは、
サッシ(トリプルガラスの樹脂サッシで重い・・・)
耐力壁(モイスは重いので有名・・・)
これが完了してくるのは、ものすごく大きなメリット。
ということです。
完璧な取付の「APW430」
(12月17日に画像を差し替えました。)
こちらも完璧な取付の「ユニラックス」(ドイツ製:販売 チャネルオリジナル)
MI7では、吹き抜けに大きなユニラックス(ドイツ製窓)のFIXを
計画しました。
工場で施工された吹き抜けのFIX部分 ↓
150キロ(一つの窓重量です)はあるというこのサッシをどうやって取付するか?!
大問題です。
また、大型パネルは
施工精度が素晴らしい。
耐力壁(モイス)の釘ピッチも完璧!
躯体の品質は建築の重要な課題です。
また、現場で建材の加工が少ないため、
ゴミの発生も今回もやはり少なかったですね。
午前中に出たゴミはこれだけ。↑
床部分に木くずがないのが分かりますか?
現場加工がほとんどないためです。
品質
には、現場のゴミをいかに発生させないか、
も含まれると思うんです。
しかし、もうちょっと手作業部分を減らせなかったかな?
とか、
断熱材は事前施工が出来たのかも?
とか、
気付きもありました。
一番の気付は、
(私を含む)
設計者が工程にもっと関わるべき
です。
ウッドステーションの大型パネルが建築現場をどのように変えていくか?
よりミニマムに、整理された現場が可能になると思います。
いろんな複雑な事情がある現場と工程を整理し、
シンプルにすること、
いつだって、シンプルにするのには実は大変な裏の作業がある。
いつだって、シンプルであることは、美しい。
美しい現場から、美しい暮らしが生まれるといいな、
そう思えたいい一日でした。
現場はここから木工事が本番です。
引き続き頑張ります!!
T様、おめでとうございます!!
今後とも一緒に楽しみつつ、よろしくお願い致します。!
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