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難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)

今朝も寒いですねー!

昨日の朝も、寒いっ、と朝早くから出かけました。


昨日は、広島市安佐南区で
「MI7」
の上棟(建て方)がありました。

先ずは、お施主様、おめでとうございます!
とてもいい節目の一日になりましたね。


難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_08453466.jpg


設計にも関わり施工を担当して下さった日高建築工房様、
大工さん、
レッカーさん、
施工に携わって下さった皆様、
本当に有難うございました。


そして、広島市では初となる「大型パネル」での建て方にあたり、
ご尽力、ご協力を頂いたウッドステーションの皆様、
有難うございました。


皆様のお陰様で無事に上棟を迎えることが出来ました。
心より感謝です。


現場にはたくさんの見学の方がお越しになり
大工さんたちはやりにくかったかな・・・。(;^ω^)


工場で耐力壁、窓、柱、梁、が施工された”大型パネル”が
専用のラックに積まれて現場に到着。


難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_08450749.jpg


難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_08451222.jpg



午前8時に建て方が始まりました。


決められた順番通りにパネルを施工(設置)していくので、
あっという間に、1階の外壁部分が組みあがります。


この度は、断熱材に高性能グラスウールを採用したため、
運搬中の脱落?の可能性を回避し、
断熱材、防水シートの事前施工はありませんでした。


ボードタイプの断熱材であれば、工場での事前施工が可能です。


設計者が自由に使用を決めて選択できることこそ、
ウッドステーションの大型パネルのおおきな魅力です。




自由に決められる



ことは、スケールメリットを活かしたフランチャイズでは不可能なんですよね。
フランチャイズならではのメリットもありますが、
自分なりの、お客様の事情によっての、仕様の選択があっての、
その土地の力を活かせる設計なんですよね。



予想通り、現場は早く進み、
午前中に1階部分が全て完了。
(窓、耐力壁も完了)


難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_08451733.jpg



お施主様の心づくしのお弁当を頂き、
休憩後は2階部分からスタート。
(くどいですけど、窓(周りの防水も)、耐力壁は完了してます)


難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_08452028.jpg



結果、午後3時には構造部分は全て組みあがりました。


同じく高性能グラスウール充填の屋根断熱のため、
屋根パネルの採用をしなかったため、
ここから先はいつも通りの手作業です。


今回、大型パネルの採用でつくづく実感したのは、


サッシ(トリプルガラスの樹脂サッシで重い・・・)

耐力壁(モイスは重いので有名・・・)


これが完了してくるのは、ものすごく大きなメリット。
ということです。





完璧な取付の「APW430」
(12月17日に画像を差し替えました。)


難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_21185258.jpg



難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_08452773.jpg

こちらも完璧な取付の「ユニラックス」(ドイツ製:販売 チャネルオリジナル)



MI7では、吹き抜けに大きなユニラックス(ドイツ製窓)のFIXを
計画しました。
工場で施工された吹き抜けのFIX部分 ↓


難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_08492645.jpg


150キロ(一つの窓重量です)はあるというこのサッシをどうやって取付するか?!


大問題です。


また、大型パネルは




施工精度が素晴らしい。




耐力壁(モイス)の釘ピッチも完璧!


難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_08453270.jpg


躯体の品質は建築の重要な課題です。


また、現場で建材の加工が少ないため、
ゴミの発生も今回もやはり少なかったですね。


難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_08452200.jpg

午前中に出たゴミはこれだけ。↑


難しいことを簡単に。その2(祝MI7上棟!編)_e0390497_08452542.jpg

床部分に木くずがないのが分かりますか?
現場加工がほとんどないためです。


品質


には、現場のゴミをいかに発生させないか、
も含まれると思うんです。



しかし、もうちょっと手作業部分を減らせなかったかな?
とか、
断熱材は事前施工が出来たのかも?
とか、
気付きもありました。


一番の気付は、




(私を含む)


設計者が工程にもっと関わるべき


です。



ウッドステーションの大型パネルが建築現場をどのように変えていくか?
よりミニマムに、整理された現場が可能になると思います。


いろんな複雑な事情がある現場と工程を整理し、
シンプルにすること、


いつだって、シンプルにするのには実は大変な裏の作業がある。
いつだって、シンプルであることは、美しい。



美しい現場から、美しい暮らしが生まれるといいな、
そう思えたいい一日でした。


現場はここから木工事が本番です。
引き続き頑張ります!!


T様、おめでとうございます!!


今後とも一緒に楽しみつつ、よろしくお願い致します。!




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by enne009 | 2018-12-15 08:55 | 快適への道 | Comments(0)

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