雨天の朝です。
昨日(12月19日)は、MI7にて中間検査が行われ、
指摘事項もなく、無事に合格。
自信はあっても、検査は検査、
合格して一安心です。
検査員さんは気付かれなかったようですが、
いつもなら耐力壁は設置されていても窓はまだのはずです。
MI7では、すでに窓の設置がほぼ完了した状態で中間検査を受けました。
MI7での建て方(上棟)の翌日は、
空路東京へ。
早稲田大学で、早稲田大学+ウッドステーションによる公開建て方実験が行われるためです。
ケチって格安飛行機にしたこともあって
到着した成田空港から、午後3時過ぎに早稲田に着くと、
全ては終わっておりました・・・。
後ろに見える大きな建物は、
耐震補強が施された早稲田の校舎です。
しかも、さすがに公開するだけあって完璧な施工!!
大工さんたちの姿はすでになく、
全員帰られた後でした。
組み立て中は、約1000人が見学をされたそうです。
現在最高レベルの断熱材であろう、
ネオマゼウス。(熱伝導率(λ)=0.018!)
山長商店さん(和歌山)の材料(梁・柱の化粧部分)はいつもながら素晴らしい。
翌日16日(日)は講演会と解体があるため、またまた早稲田大学へ。
早稲田大学の高口先生、建築家伊礼智さん、ウッドステーション塩地社長の3名が登壇。
しかし・・・
建て方が終わったただの躯体を見たって、
個人的にはちっとも面白くない。
バーチャルシステムで配管工事が分かるという最新システムを体感させてもらって
(これは凄かった!欲しい!!)
あとは、ふーん・・・
躯体は大事な部分ではあるけど、
あくまでも躯体であり、
それ以上でもそれ以下でもない。
そりゃそうでしょ。
躯体だけが欲しいわけじゃないですからねー。(笑)
この早稲田の物件は、今、最も売れっ子建築家と言って過言ではない
伊礼智さん
の設計ですが、
躯体では伊礼さんの素晴らしい設計はちっとも分かりません。
ここから先が伊礼さんの本領であって、
ここから先が最も欲しい、見たい部分。
躯体は、現場を含めた確かな品質が確保できればそれでOKで
伊礼さんの作品=建築としての基本的な部分である、
耐震性や施工性を担保するにすぎません。
基本部分をどういう手段で確保するか、
それが大型パネルである、
だけです。
伊礼さんとも少しお話をする機会がありましたが、
やはり現場に対する問題意識をお持ちでしたね。
さすがに超一流は違うわ。
この早稲田の物件は12月16日(日)の午後3時から解体が始まり、
午後7時頃には全て終わったようです。
その後、移築され、モデルハウスとなるとのこと。
完成したら見に行きたいです!
大型パネルは、建築の過程を分解し再構築したものです。
塩地社長が
「逆算して考えた」
と、おっしゃっていましたが、
一度バラシて、問題点を洗い出し、再度組み立てたから
整理整頓されている
わけです。
合理化するには、問題を洗い出し見直しが必須です。
今回、初めて大型パネルを採用して実感したのは、
もっと整理できる
ということでした。
先週末の12月14日(金)に大型パネルによる建て方が行われた
MI7ですが、
これから木工事が本格的に始まります。
次回はこれから始まる木工事について考えていることを書いてみたいと思います。
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