今日もいいお天気ですねー!
毎年3日間開かれるFFにおいて、
必ず?どこかで雨天があるとのジンクスもあるくらいですが、
今年は無事に、晴天続きでしたね。
その分、暑さにダウンされた方もあったかも?
これからの季節は気を付けたいですね。
さて、昨日はお天気もいい事だしと、
ミニBBQに招かれ、弟の家に出向きました。
建築後約15年が経過しています。
早いもんだわ・・・
OMソーラーのフォルクスハウスAです。
設計はもちろん、私。
ほぼ、思い通りにやりました。(笑)
東に庭を取ってあることで、
午後からは建物自体が影を作ってくれるため
外でBBQなどをする際には、日射遮蔽用のテント等が不要です。
メンテナンスリスクを考慮し、
デッキ(ま、縁側ですね)も最小限にしてあります。
自転車置き場兼、
ちょっとした外物置が外からの視線ふさぎにも役立ちます。
15年も経つと、いろいろ手を加えなきゃね
な部分も出てきました。
昨日話題になったのが、こちら。↓
お見苦しい画像で失礼致します。m(__)m
これ、トイレの床です。
弟の家を建築したころ、世間では
「シックハウス症候群」
が大々的に報道され、世の中を席巻していました。
建材による健康被害が懸念され
自然素材が再び脚光を浴びたのは、この出来事があったからですね。
自然素材は、
お手入れ面倒、劣化が早い、
等々のネガティブな理由もあって
新建材と呼ばれるものが主流になっていました。
弟の家も例外ではなく、
健康被害を避けることや、風合い重視理由もあり
大部分を自然素材でつくりました。
その頃、トイレの床材でよく使っていたのは、
「コルク」
です。
ワインの栓としてもお馴染みですよね。
撥水性もあり、また弾力性もあって踏み心地もOK
水回りに最適の素材です。
しかし、
表面のワックスの劣化や紫外線による退色も目立つようになり
そろそろ替え時かもね?
となって来ました。
そこで、話をしたのが、
「クッションフロアでいいじゃん。」
です。
シックハウス症候群が席巻したお陰で?
メーカーの対応は素晴らしく、現在、ほとんどの建材で
F☆☆☆☆
が実現できています。
であれば、
トイレなど
また何年か後に交換が発生する可能性のある部分は
より利便性の高い素材を採用し
合理的に対処しよう、
と提案しました。
弟嫁も大賛成。
一枚もので施工が出来る商品が多く、
つなぎ目もありません。
ということは、ジョイント部分に汚れが入り込まないわけですよ。
自然素材の風合い、感触、香り・・・
などメリットもたくさんありますから
素材に”こだわり”たくなるのもそうですね。
自然素材を採用する会社や個人のコンセプトとしても
貫きたい部分でもあります。
が、
そのこだわりは一体誰の、何のため?
元々、
当たり前ですが、
住まい手様のためです。
会社や個人が思いがあり、
こだわることが主義主張を貫く立派な?こととして語られることもあります。
が、
いつしか、
自分自身が”こだわることのためのこだわり”になってはいないか?
本来の目的である、お客様のためから逸脱してはいないか?
お客様のためとは何で、
作り手は何にこだわるべきなのか。
人それぞれに様々な事情があり、
本来暮らしも人生も泥臭く、キレイごとばかりではないもの。
また時代も常に動き、変わります。
お客様の事情をよくお聞きした上で
リビングなどのリラックスする場所で
足触りが心地よくありたいスペースには床を無垢材でおススメし、
水回りには、
施工性もコストパフォーマンスもいい
クッションフロアやビニールクロスもご採用を頂くことも増えています。
一時、悪いものの代名詞のように
目の敵?にされていた新建材ですが、
デメリットとされていた点も改善され、
相当良くなっています。
むしろ上手く選択して採用して行きたいですね。