梅雨入りはまだのはずですが、
ぐずついたお天気が続きますね。
こうなってくると、つくづく実感、
やはり洗濯物は室内干しメインにしておくと
便利ですね。
さて、昨日は、やや蒸し暑い曇り空でしたが、
尊敬する会社さんである、
さんの施工中の現場を見学させて頂くため、愛媛県松山市へ伺いました。
しまなみ海道を利用すれば、約2時間半(休憩を入れて約3時間ですね)のドライブで到着です。
休憩のPAから撮った、多々羅大橋です。↑
穏やかな海と島々が瀬戸内海らしい。
今回は、施工途中の断熱気密工事の様子を拝見できるとあって、
熱心な業界関係者さんが多数参加されました。
pureさんの建築は、断熱気密でいうと
いわば最高峰的なレベルで、だからこそ、とっても勉強になります。
とにかく、現場の仕事レベルがスゴイ。
これですから。(汗)
控えめに言って、ほぼ完璧です。
スムーズに作業が進むのは、慣れていらっしゃることも大きいですね。
それだけ、このレベルの工事が標準的にあるってことであり、
つまり、
このレベル(こちらの物件はパッシブハウス認定取得予定)をご希望される方が
少なくない数でいらっしゃるわけです。
分厚い断熱材の扱いも手馴れたもの、
写真や動画を撮りまくる参加者の皆さんです。
良くある質問で、
「広島は穏やかな気候なので、ドイツ基準とか不要では?」
がありますね。
確かに、トイレやお風呂と違って、断熱気密が必須というわけではありません。
お米やパンでもそうですが、
価格の安いものから高いものまであり、選択は自由です。
毎日食すにあたり
”こしひかり”などのブランド米でないと生きていけないわけでなし、
いわば、
クォリティをどこまで求めるか?
になります。
美味しく食べたいとなれば、相応の質のものを選ばれるでしょう。
(車の選び方も同じですね)
断熱気密レベルもそれと似ているな、って思います。
このクラスになると、
外気温の影響が極端に少ないため
真夏も真冬も、
家中どこでもほぼ温度差無し、
影響が小さいということは、温度のコントロールも容易です。
気流感もほとんどなく、
快適のレベルが非常に高い空間を”建物がある限りずっと”手に入れることが出来るわけです。
しかも、省エネで。
冷暖房設備も1台(の場合が多い)ため、
後のメンテナンスもカンタンですしね。
もちろん、トータルコストはそれなりに必要です。
どこにお金を掛けるかは、
建築される方の価値観になりますね。
pureさんほどのレベルに達しようとすると、
社長さんをはじめとするスタッフの皆さんの意識も知識もこのレベルである必要があり、
現場の方も同じです。
快適はすでに
「質の問題」
に達しているなあ、を実感しています。
で、重要なのが
このレベルの快適性実現は
建築が最重要でそれに付随して設備が一体である必要があり
後から、
このレベルの快適性を
手に入れることは出来ない。
ってことです。
あとから最新式のエアコンなど設備機器を導入しても
このレベルに
達することは出来ないのです。
(余程建築部分に手を入れるなら別ですが、難しいと思います・・・)
快適の質を求めるかどうかは、
住まい手様側も作り手側も個々の判断になりますが、
また何が豊かな暮らしであるかは人によって考えが違うかもしれませんが、
私は、室内の温熱環境こそ、
美味しいお米を毎日食べるのと同じ、
豊かさの条件の筆頭だと思うわけです。
高岡社長様はじめ、
アーキテクト工房pureの関係者の皆様、
企画をして頂いたご担当者様、
お忙しい中、本当に有難うございました!