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人生100年時代を生き延びる。(その5)

昨夜は東北で大きな地震が発生しました。


人生100年時代を生き延びる。(その5)_e0390497_09025239.jpg


まだ、ニュースを詳しくチェックが出来ていないのですが
大きな被害が出ておらず、
該当地域の皆様がご無事でありますように。

まだ余震の心配がありますのでご注意下さいませ。

災害が発生するたびに、避難所に避難される方のことが気になります。

うちも会場が必要な高齢者がいて、
避難所(体育館など)に行くとなった場合
トイレやベッドのことなどを考えると気が重くなります。

西方先生がおっしゃっていた



「体育館などは、災害時の避難所になるのだから

しっかりした断熱をしておく方が望ましい。」


は、本当にそうだと思います。


夏であれ冬であれ、居心地が随分と違います。
気温の影響による体調を崩される心配も低減するでしょうし、
回復も早くなるのではないかな?
と。


あと、望むのはトイレですね。
公共施設に行くと、
出入り口に未だに段差が残り(スリッパ着用のためでしょうね)、
そして和式便器が残っていますが、
改善してもらえると有難いなあ。



さて、人生100年時代の続きです。


広島はまだ梅雨入れをしていないようですが、
いずれにしても、間もなく梅雨、そして夏がやってきます。

地震はいつどこで発生するか誰にも分からないのですが、
季節が変わることは決まっています。


ずっと暮らし続けるにあたり、




暑い、寒いを凌ぐことは


住宅の基本です。



(ステキであれば我慢できる方は別です。)


いざとなったら利用させて頂く避難所もですが、
基本は家で暮らすわけですから、
家こそそのポイントをしっかりと押さえておきたいもの。


ずっと変わることがない四季に応じて、
それに対応できるようにしておくことが必要です。


太陽は一年を通じて軌道が決まっています。


余談ですが、”風”は決まっていないんですよね。
大体こちらから吹いてくる、というデータはありますが、
去年そうだったから今年も必ずそうなる、とは決まっていないのです。

なので、風は扱いがちょっと難しいのです。


不確定な風と違って太陽は軌道が決まっていることで
利用するにも、遮るにも、
対策が立てやすい有難い存在。


また、太陽は、光で発電、熱で給湯、光で採光、と、
利用価値の高い自然エネルギーです。


いろいろと有難い点も多いのですが、
避けたい点もありますね。


今回は、太陽に対する対策として窓周りに焦点を絞ります。


冬には差し込む日射が嬉しく有難くても
夏は真逆。


季節に応じて取り入れたり遮ったりが出来れば一番いいですね。


前にも書きましたが、夏の日射は外部で遮るのが基本。


人生100年時代を生き延びる。(その5)_e0390497_08303913.jpg


前回も書きましたが、
窓からの強い日射が室内に入るのを防ぐには、外部遮蔽部材が有効です。


外部での遮蔽の重要さの認識が広まるにつれ、
ヴァレーマなどの、電動ブラインドや、
比較的簡単な、シェードも今は各(窓)メーカーさんから出ています。


人生100年時代を生き延びる。(その5)_e0390497_08304174.jpg


こちらは、YKKAPさんの「アウターシェード」。↑

取付も、開閉もカンタンで扱いやすいです。

コスト的にもヴァレーマよりリーズナブルですしね。
(ただし開閉は電動ではないです。)



こういった部材は後付けも可能なのですが、
ご新築時に要注意なのが・・・、


「庇」


です。


日射っ遮蔽によかれと設置した庇が、
後付けの部材の取り付けを妨げることもあるのです。


庇は日射遮蔽に、雨除けにと役立つアイテムですが、
東西の日射遮蔽にはあまり効果がありません。




あとから手が打てるようにしておく


ことはとても大切です。


遮蔽部材の程度にもよりますが
窓上のスペースを少し開けておくなど
があればいいかもしれないですね。


しかし、ここで悩ましいのは、
デザインとの兼ね合いでしょうか。


作る側も、お客様も、ステキな家にしたい気持ちは同じですよね。


庇の取り付けについても、意匠的にいろいろと考えがあるはず。


でも、住んでからが暮らしの本番です。


ましてや、100年人生を生きるための家ですから、
手が打てないとなると・・・



備えあれば憂いなし。


しつこいですけど、
年を重ねると、出来ていたことが出来なくなることもあります。



太陽の軌道は永遠に変わりません。



だからこそ、
対策も立てやすいわけですから、
計画時に手を打っておくことが望ましいと思うわけです。






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by enne009 | 2019-06-19 08:59 | 快適への道 | Comments(0)

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