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大型パネル建て方見学会レポート。

今朝は梅雨らしい曇り空ですね。

外気温はやや低めでも湿度が高く、蒸し暑さを感じます。

冷房(光冷暖)を緩く稼働することで、少しひんやり&除湿させています。



さて、先週末は千葉県にて行われた
大型パネルの建て方(基礎まで完成した現場で構造躯体を立ち上げること)の
見学会に参加してきました。


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超有名工務店である「田中工務店さん」の現場、
しかも、山長商店さんの無垢材(一部集成材もあり)、
ピタゴラスクレーン(一枚目の写真)も使うとあって、
驚くほどの見学者!



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その数、約300人!!(◎_◎;)


田中社長の心中お察しいたします・・・。


見学に参加させて頂き、有難うございました。


しかし、これが全て業界関係者であることから
いかに注目度が高いかが分かります。


後から聞くところによると、
(超)有名ハウスメーカーさん、
建材業者さん(メーカー、代理店)、
工務店さん、メディアの方・・・等々。
様々な方が見学されたようです。


現場は、土台が敷かれた状態からスタートし、
決められた順番通りに、
工場でパネルとなった”壁面”が設置されていきます。

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田中工務店さんの名前入り防水シートがカッコいい!


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構造材は、山長商店さんの無垢材と集成材を組合せ
接合部は、無垢材用の金物が使われています。


外断熱がないこともあって、外部の防水シートが”正しく”張られた状態です。
(端が折りたたんであり、現場で広げるようになっています)


大型パネルの建て方現場は何度か拝見していますが、
やはり、現場加工がほとんどなくゴミが極端に少ないです。


こちらの現場で採用されていた窓は、
YKKAPAPW330(ペアガラス樹脂サッシ)でしたが、
工場で事前に設置されているため、
現場で重いサッシを運んだり持ち上げたりがありません。


しかも、防水も完璧(YKKAPさんの話)です。


午後から打ち合わせがあったため
最後の写真の状態で現場を離れましたが、
現場は順調に進んで、予定通りで初日を終えたそうです。


「パネルなら他にもある」


とはよく聞く話です。


じゃ、何故ウッドステーションのパネルなのか?
このブログで何度か書きましたが、
どうも、パネルという言葉が誤解を招く根源のような気がしています。


これって、業界関係者であれば多くがイメージする
”パネル = 柱と柱の間に設置する”
ものと違い、


”壁面”です。


しかも、窓が設置されており、
田中工務店さんの現場では防水シートまで張られています。


ほとんど(というか全部)の軸組間パネルは
耐力壁に断熱材を入れた状態のもの、を現場で柱間に入れ込む、


ただし、窓も防水シートも現場作業となります。


現場作業を出来る限り省力化し、
しかも高い品質を実現させる、という目的は同じですが、
大型パネルは、さらに工場制作部分を拡大させ、
より高い品質の実現が可能です。


従来のパネルをさらに進化させ、より合理化させたものです。


また、多くの軸組間パネルが決まった仕様であるのに対し、
大型パネルは自由度が非常に高く、
構造材(基本は金物工法のため集成材ですが)、
モジュールから断熱材、
耐力壁、防水シートの選択まで、
作り手側の自由に出来ます。


見えている未来としての、職人さん不足に対応するもの
と、捉える方も多いようですが、
無論それもありますが、


個人的には、やはり一番は、
品質
ですね。


現場という不安定な場所で、
重量が増したサッシの設置等の過酷な仕事を行いながら
確かな品質を要求することが、いかに難しいか、


しかし、お施主様(発注者側)からすると
確かな品質はあって当たり前です。


大工さんが作ってくれたから、
という”人の手”を評価することで、
多少のことは目をつぶって許容できる
エンドユーザーさんは一体どのくらいいらっしゃるのか
私には分かりませんが、


見えなくなるのに最も重要な部分であり、
しかも手直しが困難な、躯体部分には
高い品質が要求されてしかるべきでしょう。


建築全体のコストにおける大部分を占めているわけですしね。


大型パネルは、単なる「躯体」です。
しかも高い品質が実現できる合理的なツールにすぎません。


そこに情緒も想いも入る余地はないと、私は思っています。
むしろ、その部分に情緒を持ち込むのはあってはならないはずです。


災害が多い日本において、キチンとした耐震性能を確保することは
命を守ることに他なりませんし、
窓からの雨水進入は躯体への大きなダメージとなります。


素晴らしい職人さんの手による”器”があったとします。
(多分)その職人さんは自分の作品を作り出すための
”道具”にこだわっているのではないでしょうか?



大型パネルは、職人さんが選ぶ道具と同じだと私は思います。



コストに見合う高い品質のものを提供するために何を選択するか、
作り手がそれぞれの考えで自由に選択できます。


品質には責任が伴いますから
選択が責任ということにもなります。


この度、田中工務店さんの現場では梅雨時期にもかかわらず
たまたま曇天に恵まれましたが
一年を通して雨天はいつ何時あるか、誰にも分からないわけです。


木造(特に合板類)は水に濡らしては良くないため、
建築関係者は天気に神経質になるわけですが、
雨が降っても一応安心な防水まで、一気通貫に出来ることは
安心度が相当高いわけで、


こういうことも、品質に繋がります。


ゴミが少ない事も、現場作業軽減はもとより
近隣様へのイメージも違います。



全てが、品質なんですね。



長々と書きましたが、
大型パネルは、アノニマス(匿名)なものであるという点が
本質。



誰かの名前が付いているわけでなく、
フランチャイズ本部もなく、
作り手側の自由意思に大部分が委ねられます。



どういう理由で何を選択するのか、そこも自由意思です。



よって、選択自体に”意思”が明確に現れると、思うわけです。



田中工務店、ウッドステーションの関係者の皆様、
有難うございました!





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by enne009 | 2019-07-09 10:10 | 建物探訪記 | Comments(0)

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