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夏の過ごし方。(その4)

三連休明けの火曜日は、いいお天気の朝です。

暑くなりそうですね・・・。

雑草が生えないようにした部分以外のところと道路際に、
しぶとく雑草が伸びてきて、そのど根性?に嫌気がさす今日この頃です。

猛暑の中での草取りとか、本当に勘弁してほしい。

余談ですけど、
そこそこ広いお庭をステキな植栽で埋め尽くしていらっしゃるお住まいは、
お手入れをどうしていらっしゃるのかしらん?

雑草が生えてこないのはあり得ないと思うんですけど、
ご自分達でせっせとお手入れ?
やっぱり、プロに依頼?



余計な心配はさておき、

夏の過ごし方の続きです。

前回は、第一種換気での室内の換気をコントロールすることを
おススメしました。

これからお住まいの計画をお考えの皆様は
ぜひ、ご参考にして下さいませ。


家の中で夏を涼しく過ごすこと


の方法として、
窓を開けない、
換気は機械で、
と書いてきましたが、
これらはいずれも、


外の熱気と湿気を入れないようにする


ためです。


涼しさを得るには、
先ずは室温と湿度上昇を抑制することが重要です。


その室温上昇抑制の効果的手法として、
もうひとつ、


「日射遮蔽」


があります。


窓から差し込む強烈な日射り、
室内に入れないようにすることですね。


これにはいくつか方法がって
建築とインテリアです。


建築で遮るのは、パッシブデザインの手法となります。


代表的なものが、窓の上に設置する庇(ひさし:右の窓上にあるのがそれ)で、


e0390497_08045823.jpg



屋根の軒(のき:屋根の躯体から出ている部分)も有効です。


e0390497_08050030.jpg

2枚ともに軒と庇の参考写真です。

下のお住まいでは、窓上の庇に日射遮蔽としてすだれを設置されていますね。


建築的手法によって日射を遮ることで、
室内への侵入を防ぎます。


しかし、建築的手法で全て遮蔽できるかというと・・・
これはやや難しい。


真夏における南の日射は高度が高くなるため
遮蔽はそう難しくないのですが、
東西は高度が低く差し込むため、窓上の庇では防ぎきれないのです。


e0390497_08115337.jpg

一年を通して、また一日の間でも太陽の軌道は違うわけで、↑


低い角度で差し込む朝晩の日射を、
庇だけで防ぐことはかなり難しい、というか出来ないのです。


ということから、
建築的手法は料を得るための備えとして”必要”ではありますが、
それだけでは不十分と言えます。


もうひとつ、以前も書きましたが、
日射は窓の外で遮ることが熱の侵入防止に最も役立ちます。



e0390497_08170262.jpg

この表は、右に行くほど遮蔽効果が高いことを表しているのですが、
一番右が外付けブラインド(窓外で遮蔽)で、

日射のカットは、約88%。

一般的に行われる室内のブラインドでは、約67%ですね。

あと、ここには表れていませんが、
”輻射熱”
があって、
日射によって暖められたブラインドやカーテンから
熱が室内に伝わります。

つまり、室内側より窓外でシャットアウトするのがより効果的、
というわけですね。


となると、庇にすだれ はとってもいい方法であることが分かります。



1階はですね。



2階以上で、外に足場的なものがない場合、
すだれの脱着はどうしますか?


夏は毎年容赦なく?(雑草のごとく)やってくるわけですから
毎年、2階の窓から身を乗り出してすだれの脱着をするって、
危険極まりないですし、
私はおすすめしません。
(というか、そういう計画をしません。)



立地条件にもよりますが、
東西の日射に効果的な設計手法は、
東西に窓を設けないこと
もしくは、出来るだけ窓を小さくすることです。


でも、どうですかね?


窓って日射だけのものではないですよね。


光や風景も窓から入ってきます。


特に光(自然光)は欲しい。


立地条件によると書きましたが、
東西が日射の取り入れ側だとした時、私なら窓は設けた上で


外に日射遮蔽部材(外付けブラインドやシャッターなど)を計画しますね。


出来れば、電動で開閉が出来るようになっていればよりいいですね。


ただ、基本的には、東西(特に西)の窓はあまり大きくしない方が
無難です。
(するなら、しつこいですが外部遮蔽部材を忘れずに。)





建築的手法は有効だけど、


万能ではない。



自然を愛する気持ちは大切に、
でも、自然から身を守るものが建築であることも忘れずに。


ですね。





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by enne009 | 2019-07-16 08:32 | 快適への道 | Comments(0)

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