お盆ウィークに入りましたね。
既に先週から夏季休暇中の方もいらっしゃるかと思います。
ゆっくりと身体を休める時間が取れるといいですね。
さて、真夏に入って当たり前ですが、日中は30度超えの猛暑が続きます。
先日のこと、新しいお住まいの着工に備えて
ご近所様へのご挨拶廻り、工事案内のポスティングをさせて頂きました。
そこで気付くのが、
窓を開けていらっしゃるお住まいが多いことです。
外気温が30度を超え、時には湿度が80%程度にまでなっているときに
窓を開けて外気を室内に入れるって・・・
窓を全開にして冷房(エアコン)を点けず扇風機というお住まいも
多かった気がします。
とは言ってもお気持ちは分からないでもありません。
閉め切りにしていると、熱がこもり室温はどんどん上昇してしまいます。
外の方がまだマシという状態になるので
窓を開けよう!となるのでしょう。
じゃ何故エアコン冷房を点けないのか?
理由は二つ考えられます。
電気代が高くつく、
冷房の風が嫌。
ではないかと想像します。
この二つの理由のうち、電気代の方が上位に来ているのかな?
しかし、このブログでしつこいほど書いているように、
外気は30~35度です。
道路やコンクリート舗装の駐車場に面したお住まいだと、
路面はもっと温度が高いのですが、
その温度になった外気を室内に入れて、涼しく感じる25度前後になるはずはないですよね。
おまけに湿気も室内に入れるとなると、カビの発生の原因にもなりますし、
あと、見えなくても”埃やチリ”も入ってきます。
換気は必要ですが、外気をダイレクトに入れるのはこういうデメリットがあるんです。
ちなみに、建築基準法で換気については決まりがあり、
1時間に0.5回の家中の空気の入れ替えが必要とされています。
(24時間換気が義務付けされています)
建築物衛生法でも、二酸化炭素量が1,000ppm以下とされており
換気がいかに大事かですね。
換気は重要、室内の暑さもなんとかしたい、
で窓を開ける、って流れなのでしょう。
ポイントとして、これらはイメージ先行で行われているのではないか?
という印象があります。
まさか、閉め切ってエアコン冷房だけで家中が涼しくなる、
しかも大した電気代はかからない、
ということがあるとは知らない、方が多いでしょうし、
私がお客様に最初にお話しすることのひとつである、
「窓は開けずに生活してください。」
に、ほぼ全員が驚かれ、たまにドン引き?!されることでも
窓は開けるのが当たり前であるのが分かります。
さすがは高性能サッシのナンバーワンメーカー、
福士蒼汰さん(ステキ)、半袖できっちり窓を閉めていらっしゃいます。
(日射が浸入しいるのはナンですが。)
あたらしい暮らし、というキャッチも上手い。
窓を開ける閉めるが正しい間違いなのではなく、
どういう状態にしたいのか?
によって、窓の開閉を決めて頂ければ良いのです。
ドン引きされた後、何故なのか?をお話すると、
なるほどね、と納得されます。
で、住んでみたら・・・
結局窓は開けませんでした。
気流も感じることなく、ひんやりと涼しく、窓等からも熱気を感じない。
今の世の中の状態は特別なケースかもしれませんが、
年齢を重ねるにつれ、在室時間が増える可能性はあります。
外気温が高温になっているときに窓を開けて
わざわざ、室内で熱中症をおこすかも?のリスクを作るような
暮らし方、家は、50代以降の家づくりには相応しくない、
と、私は考えています。
YKKAPのキャッチにあるように、
窓を開けない暮らし = あたらしい暮らし
のひとつなのではないでしょうか。
そこには意識の転換が必要ですけど、
言葉で伝えるより、体感するのが一番です。
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せひ、お手に取ってご覧くださいませ。