少し曇り空の朝となりました。
お盆ウィークですが、今年は例年と違って
帰省による渋滞等が少なくなりそうですので
移動がスムーズかもしれないですね。
さて、ミーハーネタをご紹介・・・なのですが、
仕事に関するネタです。
今、アイドルオーディション番組「
I_LAND」(アイランド)を見ているのですが、
(23時スタートのため必ず翌日が寝不足に・・・)
この番組は前回も紹介したように、
宿舎でもある「I_LAND」に設置された監視カメラによって
参加者(練習生=選ばれる側)の生活ぶりを見ることが出来ます。
噂では5億円と言われる建物(個人的には設備も含めるともっとかかっていると思う)は、
広いテラス、
広いリビング、
広いダイニング、
大きなオープンキッチン・・・
と、設備も充実、デザイン的にも洗練されたテイストになっており
設計施工側も頑張ったなー!という印象です。
で、練習生たちのリアルな普段の生活ぶりを見ていて興味深かったのが
テラスに面し、広く明るくキレイなダイニングテーブルより、
狭いパントリーに設置された小さな丸テーブルに詰め詰めで座っていることです。
こちらが、広々大きな窓とテラスに面した明るいダイニング。↑
大きなガラステーブルも広さの演出に効果ありますね。
右手奥がオープンキッチン、奥に見えるのが、パントリーへの入り口。
食事が用意されているのは、
リビングダイニングと一体となったオープンキッチンなんですけど
わざわざここからパントリーにある小さなテーブルに食事を運んで食べているわけですよ。
こちらが、パントリーと小さな丸テーブル。↑
一応、椅子は5脚ありますが、それ以上の人数が集っていることも多いです。
余程、この丸テーブルが心地いいらしく、
ここでの食事や休憩シーンが圧倒的に多いんです。
ま、パントリーにはいろんなモノが揃っていて便利ってのはありそうですし、
親密な話をするには広いとこより狭いところが適していますが。
生活ゾーンである2階全体の間取りはこちら。↓
テラスに至っては使われた形跡はないですね。
(ただし鍛錬の場であることと、全部が写っているわけではないため
使ったのかも?しれません。)
これを見てつくづく思うのは、
設計者はきっと、
練習や厳しい競争に明け暮れる日々の中
自然光の下の伸びやかなテラスで練習疲れを解消し、
明るく開放的なダイニングで、皆で仲良く食事をとることによって
コミニュケーションを図る・・・
なとど(張り切って)計画したのかもしれません。
しかし、現実はそうではなく、
ステキなダイニングテーブルの使用頻度の少なさに比べ
狭いところに時には立っている練習生もいたりしつつ
ワイワイと丸テーブルはいつも楽しそうに賑わっています。
ただし、皆(12人)が揃う時などはダイニングテーブルが使われていますが、
撮影用かな?
これ、
設計者あるある・・・
ではないかと思います。
広いほうがいい
明るいほうがいい
解放感がある方がいい
カッコいいほうがいい
あながち間違いではないのですが、
狭くて
密接していて
何でも手近に揃っていて
壁が迫っていて
が、なんとな~くいい、
ついついこっちを使ってしまう・・・
というのも”人の行動”としてれっきとした事実であり、
人は設計者の考える”ステキ”や”良い”方向に動くとは限らない
ということです。
架空の理論とリアルは違うわけです。
いや、勉強になるなあ。
※画像は全て「I_LAND」のHPよりお借りしました。<(_ _)>
☆だん06号作品掲載のお知らせ
だん06号にKN3(広島市中区)が掲載されました!
せひ、お手に取ってご覧くださいませ。