天気予報によると、明日は日中は23℃まで外気温が上がりそうです。
来週からは例年並みに戻るようなので
気温の変化に気を付けようと思います。
さて、大型パネルによって建て方が無事に完了し
窓も付加断熱の一部も施工されてきましたが、
高断熱高気密住宅にとって、ここからが正念場、本番です。
断熱気密工事
ですね。
隙間となるであろうカ所を丁寧に気密テープでふさいでもらう作業、
(とても面倒です)
次には断熱材をひとつひとつ丁寧に設置して行きます。
充填部分(柱と柱の間)に使用する断熱材は、
高性能グラスウール16K
です。
(外部の付加断熱は大型パネルで概ね施工済)
業界用語でいうところの
”袋入り”
ではなく、
”裸”
のタイプを使用します。
”袋入り”とはこちら↓です。
材料としての熱伝導率(熱の伝わりやすさ)は
裸も袋入りも同じ、0.038W/㎡Kです。
では、何が違うのか?ですが、
大きくは2点。
全体的に隅々まで充填できる
防湿気密シートを張るか張らないか。(裸の場合は張ることが必須)
裸の場合、端っこまでキッチリGWを充填出来ます。
これがまためちゃくちゃ面倒な作業。
そして、防湿気密シートをキッチリと張る作業があります。
袋入りの場合、製品上どうしても隙間なく充填するのは難しい。
防湿気密シートが最初からついているので、別途張る必要はありません。
え?だったら簡易な方でいいじゃん、
と思いますよね。
手間が掛かる言うことは、もちろんコストもアップするわけですし。
一番は、面倒なことはやりたくないのが人間というもの。
何故、高性能にするのか?
という根本に戻りますが、
温熱環境の快適性という結果が欲しい
わけです。
数字を何かと競っているわけも自慢したいわけでもありません。
熱の逃げ道をふさぎ(隙間なく断熱)、
温めた(冷やした)空気が逃げないようにする(気密、外気が浸入することも防ぎます)
これが基本ですから、
超大事なポイントとなる断熱気密部分をしっかりとやる選択になります。
素材数値は同じでも、施工方法によって結果が変わってくるわけです。
上記カタログ画像の右下、施工写真を比べてください。
違いがお分かりでしょうか?
現場で作業をして下さる大工さんには大変な作業となりますが、
その分住まい手様が得て頂く快適と言う結果は得難いものとなり
それはほぼずっと続きます。
面倒でも逃げずにやる。
HM2にとってはキモとなる工事部分が続きます。
現場の皆様、どうぞよろしくお願い致します。
☆だん06号作品掲載のお知らせ
だん06号にKN3(広島市中区)が掲載されました!
せひ、お手に取ってご覧くださいませ。