GWも昨日で終わり、今日から仕事再開!の方も多いでしょうか。
東広島市は朝からいいお天気になりました。
紫外線が強そうなので日傘や日焼け止めクリームなどでUVカット必須ですね。
住宅展示場は評判が芳しくない(特に業界関係)にも関わらず何故無くならないのか?
についての後編です。
展示場にかなりのお金を掛けて出展しているのは
大手ハウスメーカーや地域のBIGビルダー等資金が潤沢である会社がほとんどです。
展示場って月々の経費も相当なんですよね・・・。
そこまで経費を掛けられない会社はどうするのか?というと、
やはり
「居住中の家(お引渡し後)の現場見学会」
ではないかと思います。
コロナの影響で現場見学会を控えざるを得ない会社も多いと思いますが、
オンラインや画像はどこまで行っても2次元情報にすぎず
実際に見て体験する”実感”とは質が違います。
リアルな体験に勝るものはない
わけで、
開催できる時期を想定して準備をしておく時期なのかな、と考えます。
でも、住宅展示場のような豪華さは見せられない・・・
そうでしょうか?
展示場はあくまでも店舗と同じ虚構(架空)のもの、
現場見学で見て体験をしてもらう家は”リアル生活体験”。
この2つは大きく違います。
例えばよくあるケースとして、
ご夫婦とお子様2名の4人ご家族として、
同じ構成のご家族の家である場合
同じようなご家族がどのように暮らしているのか?は自分と置き換ることが出来ます。
今度こそ片付けをしたい!と考えている奥様であれば
どう収納しているのか?に興味津々でしょう。
あと、温熱環境もそうです。
いくら数値で示されても実感として分からなかったことが
わ、ホントに暖かい!(涼しい!)と”分かりますし”
ところで実際のところおいくら万円(建築費やランニングコスト)ですの?とこっそり聞くことも出来るかもしれません。
リアルご家族が背負うことになるメンテナンスのことも聞けますね。
自分と同じ普通の人が普通に暮らす家。
それは次の自分の姿でもあります。
リアルな暮らしに嘘はない。
これは、野外ライブと似ているのかな?と。
現在の技術ではCDや音源では声や演奏がかなり加工できます。
生の声って一体どうなのよ?と分からないほどに。
オンライン画像も同じく、加工が可能。
だからこそ、リアルなライブ、見学会に行きたいわけです。
ただ、人様の家にお邪魔するってやや敷居が高いのも事実。
その点、展示場は店舗ですから気軽ってのもありますね。
その敷居の高さは逆に言えば、
そこがあっても行ってみたいという人の選別にもなります。
ただし、自分がその立場になるであろうことを容易に想像できる体験
を提供できるのはキチンと対応が出来ている会社だけでしょう。
ここが最大のポイントかな。
「実体験」
人にとってこれに勝るものはありません。
ネットがどれほど普及しようが、2次元(仮にVRだとしても)はどこまで行っても仮想に過ぎない。
(人気漫画を”映画館”に見に行くのはこのためではないかと)
展示場は今後、今より一層最先端化するのではないか?と私は予想しています。
これまでもそうでしたが
地道に先を行く提案を見せてきた効果が出ていて、
現に、ハウスメーカーのZEHはすでに50%を超えました。
SII(環境共創イニシアチブ)のHPより画像をお借りしました。
こちらのページから各会社のZEH目標を検索できます。
では、地域の工務店が見学会で何を見せて行くのか?
ステキを見せるもよし、
技術を見せるもよし、
お客様との関係性を見せるのもありですね。
好き勝手に語れるHPと違い現場見学会ではリアルに実行したことが問われます。
コロナは必ずいつか終わります。
(ゼロになるではなく)
その時に何を見せて体験してもらうことが出来るのか、ですね。
追記:よくハウスメーカーの価格には展示場を含めた広告宣伝費が上乗せされていると、
聞きますが、実際そうだと思います。
ただ、ファッションや車等のハイブランドも同じです。
豪華な店舗などで出来る”体験”の提案も含めての価格が提示されています。
それでも購入するかは購入者が決めているってことです。