おはようございます
今朝は曇っていて、雨も少し降りました
午後から晴れてくるようですが、真夏らしくない天気が続きます
過ごしやすいのでヨシ!ですね
さて、前回の続きです
大金を掛けて作る家、
ほとんどの人にとって最初で最後の家づくり
そりゃ失敗したくないと思うのが当たり前ですね
でも、お客様側から見て”失敗”って何?
ものすごい欠陥住宅とか、ぼったくりされたとか、図面とは違う家が出来たとか
並べたようなことは余程”ケチらない限り”ほとんど起きません
そう、不安から完成後の不満に変わる原因の一つは
安さを求めた結果
が考えられます
ちゃんとした家(建築)は欲しいけど
お金は出来るだけ抑えたい
となった場合
建築的な部分=構造、断熱気密、高性能、瑕疵の発生確率が低い家
最後の一つを除き、お客様にとってその重要さがいまひとつぴんと来ないためか
作り手側にコストダウンを要求すると、減らされる部分でもあります
例えば・・・
窓のランクダウン=トリプルガラスの樹脂サッシ → 複合ペアガラスに変更
断熱のランクダウン=付加断熱をやめる
などですね
建築的な部分でランクダウンすると、結果に直結し
しかも修正はほぼ不可能
まあ、モノは何でも価格の通りですからねぇ
しかし、ここでポイントになるのが
価値観によってコストの掛けどころは様々
構造、高性能を重視している会社もあれば
そこに価値を見出していない会社もあるわけで
ここが入居後の不満につながる運命の分かれ道!?かもしれません
価値を見出している会社は、
構造・高性能をコストダウンの対象にすることはないでしょう
違う部分でコストダウンの提案があるはずで、例えば設備のランクダウンなど・・・
その時、お客様側がガッカリするかどうかですが
一例として約10年前のサッシの事情がどうだったか
が、今や結構な数の会社が採用していることもあって、コストもこなれてきています
↓ YKKAP430(トリプルガラス樹脂サッシ)
つまり、作り手の方が世の中の先を見据えておかないと
「不満」
が生まれるんですよ
お客様が目先のこと、目に見える部分に捕らわれるのは仕方ないでしょう
しかし、作り手側がそれに引っ張られてはいけない、と思います
コストの調整は難しいですが、そこで気持ちが揺らいではいけない
妥協の産物のようなものを提案してはダメ
入居後の「不満」を生むのは何か?
それはプロの作り手として分かっていなければなりません