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不安より不満の解消を(その3)

おはようございます


今朝は曇っていて、雨も少し降りました
午後から晴れてくるようですが、真夏らしくない天気が続きます
過ごしやすいのでヨシ!ですね



さて、前回の続きです


大金を掛けて作る家、
ほとんどの人にとって最初で最後の家づくり
そりゃ失敗したくないと思うのが当たり前ですね


でも、お客様側から見て”失敗”って何?


ものすごい欠陥住宅とか、ぼったくりされたとか、図面とは違う家が出来たとか
並べたようなことは余程”ケチらない限り”ほとんど起きません


そう、不安から完成後の不満に変わる原因の一つは
安さを求めた結果
が考えられます


ちゃんとした家(建築)は欲しいけど
お金は出来るだけ抑えたい
となった場合


建築的な部分=構造、断熱気密、高性能、瑕疵の発生確率が低い家
最後の一つを除き、お客様にとってその重要さがいまひとつぴんと来ないためか
作り手側にコストダウンを要求すると、減らされる部分でもあります


例えば・・・
窓のランクダウン=トリプルガラスの樹脂サッシ → 複合ペアガラスに変更
断熱のランクダウン=付加断熱をやめる
などですね



建築的な部分でランクダウンすると、結果に直結し
しかも修正はほぼ不可能
まあ、モノは何でも価格の通りですからねぇ


しかし、ここでポイントになるのが
価値観によってコストの掛けどころは様々
構造、高性能を重視している会社もあれば
そこに価値を見出していない会社もあるわけで
ここが入居後の不満につながる運命の分かれ道!?かもしれません


価値を見出している会社は、
構造・高性能をコストダウンの対象にすることはないでしょう
違う部分でコストダウンの提案があるはずで、例えば設備のランクダウンなど・・・


その時、お客様側がガッカリするかどうかですが


一例として約10年前のサッシの事情がどうだったか
樹脂サッシトリプルガラスはニッチであり、ほとんど採用されていませんでした
が、今や結構な数の会社が採用していることもあって、コストもこなれてきています
↓ YKKAP430(トリプルガラス樹脂サッシ)


不安より不満の解消を(その3)_e0390497_10392784.jpg


つまり、作り手の方が世の中の先を見据えておかないと
「不満」
が生まれるんですよ


お客様が目先のこと、目に見える部分に捕らわれるのは仕方ないでしょう
しかし、作り手側がそれに引っ張られてはいけない、と思います
コストの調整は難しいですが、そこで気持ちが揺らいではいけない


妥協の産物のようなものを提案してはダメ


入居後の「不満」を生むのは何か?
それはプロの作り手として分かっていなければなりません








by enne009 | 2022-07-25 10:42 | 快適への道 | Comments(0)

身軽に暮らせる家を提案します。


by enne009
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