ミニマリストとコスパ、価値観の転換

皆さん、おはようございます

いや～、冷え込みが厳しいですね

現在、午前9時を過ぎたところですが

いまにも雪が降って来そう

タイヤ交換がギリギリ間に合って良かった・・・

これからはお出掛けの際には積雪を予想することが必要ですね

さて、ミーハーな私はトレンド大好きなので

時間があればインスタ、Twitterを見ています

そこで気付くのは

随分と価値観が変わったなあ・・・です

タイトルにも書きましたが

ミニマリスト

そして

コスパ

が結構なキーワードになっています

私の若い頃（かなり前）は

数をたくさん持っていること

ブランド品（高級品）を持つことがステータスでした

年齢を重ねたらいいものを身に着ける

のが主流だったですね

例えば、若い頃は安物のセーターを着ても

そこそこの年齢になればカシミア着なきゃ

みたいな

しかし時は流れ

今やブランドものを有難がる若い人は少数派

低価格品のクオリティは爆上がり

ものを多く持つことは弊害の方が多いと気付き

断捨離が流行り

ミニマリストさんのインスタにはたくさんのフォロワーが付いています

たくさん持つって色々大変

低価格品でもそれなりの品質があるので問題なし

身の丈に合ったものを自分で管理できる範囲で持つ

いい状態を長くキープするには持ち過ぎないことがコツ

これって

人にどう見られるかより自分がどう感じるのか？

を重視していますよね

社会が成熟に向かうと、等身大が”らしい”となるのでしょう

あとは、コスパって言葉ですが

これも昔はなかったですね

支払うお金より価値を感じさせる価格

との意味だと思いますが

以前とは真逆です

高級品を持つことで自分のステイタスを上げるため

身の丈に合わないものを無理してでも買う

でしたからね

考えようによっては

大金を支払ってブランド（高級品）が持つステータスを手に入れたわけで

自分の身のため以上の価値を演出していたとすると

（演出できていたかは？ですけど）

それはそれで対価としてはコスパが良かったのかもしれません

しかし、そうやって自分の底上げをしない

無理をせず、したとしてもちょっとの背伸びでOK

になっているのではないかと思われます

家も同じです

時代の流れとともに、余分な部屋はそぎ落とされ

客間（昔は応接間と言っていた）はもうありませんし

儀式を自宅で執り行うことがなくなるにつれ

大人数が集まれる広い空間も不要です

昨今、徐々に”収納スペース”も減りつつあります

ものを持たなければ収納は少なくて済みますし

面積が減らせると、コストダウンも可能です

片付いたクローゼットってこんな感じですよね

（イラストやさんより）

ちょっと前まで

「何よりも収納！！たくさん欲しいです！！」

がご要望で多かったのですが、ある時から

「たくさん収納があるとモノを突っ込んでしまうので最小限でいいです」

に変わりました

今年の夏、日本で有数の避暑地に出かけ

ハイレベル（コストも設計施工も）な住宅を見せて頂きました

非常に洗練されたミニマムな暮らしぶりに感嘆

持ち物は厳選されたそれなりの価格ですが

数が少ないんですよね

とにかく片付いている

去年見せてもらった某人気工務店さんのお客様の家もそうでした

住宅自体は超がつく高性能なため建築価格はそこそこいいお値段ですが

とにかく無駄がない

計画・設計自体に無理無駄がなく、構造が整っていて非常に美しい

これは施工もしやすいよなあ

と、感心しました

実力がある会社さんの家って計画自体がシンプルで整っているんですよ

だから施工に無理がなくミスも発生しにくい

現場もキレイで怪我が発生しにくい

もちろん工事も早く終わる

賢いなあ、と

今後、ミニマリスト+コスパの発想を持つ施主は

合理的に設計され、施工される会社を選ぶのではないでしょうか

自分をより良く見せる底上げな家ではなく

本質的な部分である、構造・性能そしてそれを体現するデザインにコストをかける

そうすると省エネ・快適というリターンが得られます

設計者にデザイン（スタイリング）してもらわなくても

シンプルに作ってありさえすれば自分で自分らしく出来ます

若い世代だけではなく、

年齢関係なくこういった考えは広がっているように思います

逆に年齢を重ねると持たない方が楽ですもんね

流行は行ったり来たりするのが常ですが

ミニマム路線とコスパ的な選択が今後どうなるのか

またゴージャスに回帰することはあるのか

（余程景気が良くなればあるかも？ですが、ない気がしますね）

来年のトレンドも楽しみです

＜お知らせ＞

いつもスタジオエンネをご愛顧頂き有難うございます

年末年始休暇について下記の通りお知らせいたします

〇　仕事納め：2022年12月28日（水）午後6時（18時）　

〇　休暇期間：2022年12月29日（木）～　2023年1月4日（水）まで

〇　仕事始め：2023年1月5日（木）午前9時

休暇期間中のお問い合わせ等については、1月5日より順次対応致します

寒さが厳しい日が続きます

皆様、どうぞご自愛の上穏やかな年末年始をお過ごしくださいませ

新年もどうぞ引き続きよろしくお願い致します

スタジオエンネ

代表　松下陽子

スタジオエンネHP

スタジオエンネinstgram

スタジオエンネ　Twitter