皆さん、おはようございます
GWも終わり、日常が戻って来てはや一週間
ここ最近はいい天気が続いて気分もいいですね
5月も中旬に差し掛かり、外気温が上がって来ました
朝方は少し暖房が欲しいな・・・っこともなくなり
顕著に電気代が激減
やっぱり、エネルギーコストのポイントは暖房なんだよなー
しかし、業界関係以外の方とお話しすると
「冷房の電気代って高いですよね?」
と言われることが多く
↓のグラフを見てもらうと驚かれます
世帯当たりのエネルギー消費割合を示したこの円グラフですが
1965年から2018年で消費するエネルギー量は約倍近くに増えていても
割合自体はそう変わらないんです
2018年 暖房 25.4%
〃 冷房 3.2%
なんと、約8倍近く「暖房」の消費エネルギーが大きいことが分かります
家づくりにおける「省エネ」の最大のポイントは「暖房」ということが分かります
あと、「給湯」が28.4%と3割近くを占めていることも要注目です
お湯って寒い時はもちろんですが一年中使いますからね
「暖房=寒くない・暖かい家にすると、夏が暑くなりそう」
って話、何となくそんなイメージは分かります
家の中で暑さを解消するって
外の暑い外気を入れない・外気の影響を受けにくくする
冷房によって室内の温度を下げる
この2点です(付け加えると、湿度を下げるってのもあります)
冬の家の寒さ解消は
冷たい外気を入れない・外気の影響を受けにくくする
暖房によって室内の温度を上げる(湿度を上げるのも効果的)
この2つ
相反するようで、実は
断熱・気密性能を高めることで、同じなんですよね
暖かい家は、涼しい家
しかも、省エネ(低エネルギー)
グラフで分かるように、冷房に要するエネルギーって小さいので
我慢して暑さをしのいでも大きな節約にはなりません
熱中症のリスクを冒すほどの経済的メリットはないと思います
間もなくやって来る暑い夏
高性能住宅の方は、ゆるい冷房で夜もぐっすり体調万全でしょう
日中の暑さで体力を消耗する夏は、特に睡眠が重要です
ちなみに、扇風機は風が当たって涼しく感じますが
室温を下げることは出来ません
扇風機は、冷房ではなく”採涼”ですね
”冷房”はエアコン一択
最近のエアコンの省エネ性能は相当凄いですから
とにかく、上手く使って頂きたいと思います
次回は、夏を涼しく乗り切る手法あれこれの是非
についてです