やっぱり大型パネルでしょ

皆さん、おはようございます

久しぶりの更新となってしまい、失礼致しました

皆様お変わりございませんか？

季節も秋になって、朝晩はめっきり肌寒くなりました

お互いに体調を崩さないようにしましょう

いつの間にか秋の空に・・・

さて、この夏からつい最近まで

広島市内某所にて、小さな平屋のご新築工事をやらせて頂いておりました

お施主様、関わって下さった皆様、有難うございました

お客様からのご要望ではありませんが

当事務所の方針で写真の掲載は控えさせて頂きました

室内外共に色々と攻めた内容のお住まいで

断熱等級は6（設計性能評価取得済）で設計してあります

断熱はもちろん重要、しかしそれを活かすのは気密あってのこと

つくづく気密の重要性も実感しましたね

現場でどうやって気密性を確保するか

作業される方にその大切さをいかに理解してもらうか

コストと手間の兼ね合いも含め、毎度悩ましいところです

で、今回立地条件的に実現できなかった

「大型パネル」

はやっぱりいいよな～～～～と思いました

正直、断熱気密作業って大工さんにとっては過重に感じる作業であり

丁寧に正確にやってもらうとなると、手間賃もそれなりに掛かるわけですし

監理者が作業をずっと見ていることも不可能・・・

いかに簡易に、でも正確にやってもらうにはどうしたらいいか？

「大型パネル」がひとつの解決方法だと思うんですよ

大型パネルの場合躯体の大部分が工場で”正確に”施工されます

付加断熱があればその部分もかなりちゃんと出来て届くし

断熱材のチョイスによってはすぐにでも気密工事に入れます

むろん窓も施工されてくるため防水もほぼ完ぺきに出来ています

工場だと仮にやり直しがあった場合も比較的やりやすい

足場があって、天候にも左右され、工程的にも余裕がない現場で

正確かつ丁寧な気密断熱作業は手慣れてないとなかなか・・・

現場で大工さんに聞くと

大型パネルがイヤという人って思ったより少ないんです

慣れないことは気が進まないってのは聞きますが

手間賃が減るは、ほぼないですね

むしろめんどくさくて重労働な断熱気密工事をやらずに済むならその方がいい

若い大工さん、職人さんだと新しいことはむしろやってみたい

と言われます

基礎工事から始まって、建て方、断熱気密工事

どれも”正確に”やらねば意図した結果になりません

断熱材をたくさん使った

いい窓にした

これだけではダメなんですよ

むしろ建材の値上がりを考慮して

窓や断熱材の仕様を落としてでも施工にコストを掛けるべきと思いますね

設計上の計算では現れない現場の施工

現場の作業に負担を押し付けずいかに目的を達成できるか

そうなると、私的には大部分の工場施工が答えですね

今後ますます性能の向上が求められます

いくら計算上で等級6だ７だと謳っても

結果として住み心地に現れなければだめです

そもそも、快適性と省エネの両立のために高断熱高気密があるのですから

難しくめんどくさい断熱気密施工を避けて通るのではなく

キチンと向き合って適切な解決方法を探りたいもの

やっぱり大型パネルだよな！

スタジオエンネHP

スタジオエンネinstgram

スタジオエンネ　Twitter