高性能住宅って何もしなくても暖かい？

皆さん、おはようございます

昨夜の雨も上がり、いいお天気になりました

外気温もそんなに低くないため過ごしやすい一日になりそうです

さて、前回は既存住宅の断熱リフォーム補助金についてお伝えしました

電気代を押えたい

でも室内は暖かく快適にしたい

この二つのご希望を叶えるには、断熱気密をしっかりやること！が重要です

室内を暖かく・・・について一点お伝えします

それは

「熱がないと暖かくはならない」

ということです

当たり前のようですが、かなり前高性能住宅で見学会を開いた際

曇天で外気温が低かったこともあり

ご来場された方から

「あんまり暖かくない・・・」

と言われたことがあります

とにかく断熱気密をすると外が0°以下であろうと

一切暖房していなくても室内は20℃程度暖かいんでしょ？

とどうも誤解？されていたようです

なるほど、そういうイメージだったのか・・・

と気付かされたことがあります

断熱気密の役割は

「熱を逃がさないこと」

であって、何もなくても暖かいということではないんです

（もしそうなら夏は・・・）

マンションリフォームの断熱施工写真です　↑

ネオマフォーム（60ｍｍ）で隙間なく施工しました

室内外で発生した熱を逃げにくくする、つまりキープする）

ことが基本中の基本

なので

室内で発生させた熱については

冬は発生させた少ない熱（何かしらの暖房）で暖かく

夏は発生させた少ない涼（基本はエアコン冷房）で涼しく

ということになります

寒い日だとしてどんなに高性能であっても”熱”がないのに勝手に暖かくなることはありません

この季節になると、アウターとしてダウンジャケットを着られる方も多いと思いますが

ダウンが体温を逃がさないから暖かいわけで

（細かく言うと、ダウンの密度が高いほど暖かいのは断熱と同じ）

もしかすると、

パッシブデザイン（自然を受け身で利用する）

が実力以上に？期待されているのかもですね

冬の場合、お天気がいい日は十分に取り入れて暖を取って頂きたいのですが

ご存じの通り、晴れがずっと続くわけではありません

夜は太陽が沈みますし

曇りや雨、雪の日もあります

パッシブな熱がなくても十分に暖かく出来るよう暖房を考えておき

お天気がいい日は暖房エネルギーを少なく出来る

（夏は遮蔽して外気の影響を押え、冷房で冷やされた空気を逃がさない）

いかに冷暖房エネルギー消費量を少なく出来るか！

が高断熱高気密の果たすべき役割です

暖房の熱源はご家族のスタイルやお好みに合わせてチョイスされるといいですね

完全無欠の暖房熱源はありませんので

エアコン（冷房も賄える）

灯油ストーブ・ファンヒーター

薪ストーブ

などなど、エアコン一択の冷房と違い暖房っていろんな選択肢があります

冬は毎年来るわけですから楽を考えてエアコンチョイスも良し

炎が楽しめるストーブも良し

くれぐれも、それら熱を逃がさない躯体づくりをお忘れなく！

＜お知らせ＞

いつもスタジオエンネをご愛顧頂き有難うございます

年末年始休暇について下記の通りお知らせいたします

〇　仕事納め：2023年12月27日（水）午後6時（18時）

〇　休暇期間：2023年12月28日（金）～2024年1月8日（月）　12日間

〇　仕事始め：2024年1月9日（火）午前8時～

休暇期間中のお問い合わせ等については、2024年1月9日（火）より順次対応させて頂きます

緊急の件については至急で対応を致します

充分に暖かくして穏やかな年末年始をお過ごしくださいませ

よろしくお願いいたします

スタジオエンネ

代表　松下陽子

スタジオエンネHP

スタジオエンネinstgram

スタジオエンネ　Twitter